正義は集団のために都合の良い暴力

ウイルス感染の怖さもさることながら、ウイルス感染した場合の社会的抹殺具合と、国など他の存在が助けてくれる可能性は全く見えなくて全て自己責任で自分の首を絞め続けなければいけないチキンレース感がよっぽど怖い。

針山の上でクリフハンガーごっこしながら飲み物はうっすら神経毒入ってる水しかない、みたいな感じ。

知らんけど。

誰も守ってくれないなんてのは自営業やってればずっとそうだし、そもそも生きてりゃみんなそうだけど。あまりにも勝手に死ね感強いよ今回。

情勢に苦しむ業界に対して、その仕事を選んだから悪いんだろ論も見えるけど、 それは余りに乱暴で、まだ平和な対岸から明日は我が身なことを知らずにいうようなもので。

でもまぁ、戦争で大変な国もあるのよ、って言われてもピンとこないようなもんか。沖縄基地も原発事故も当事者じゃないと分からないのと同じよな。

とはいえ、危機的業界を救うために商品券とかもバカみたいだし、そんなもので出来た利益などどうせ業界の力の強いものに吸われて終わるし、そもそも声の大きい発信力の強いものだけが救われること自体が…って言うのも社会の摂理と言えばそうか。ずっとそうか。

なんにせよ通常の経済対策と同じような背策を考えてる鈍感さ、鈍感さというよりもはやあれらは違う種類の生き物よ。

正論で人を殴るのと同じ感じで、言葉の先の結果の責任は負いかねるけど自粛せよっていうもの。それとともに情勢の不安に乗っかって自粛しないものたちを一方的に非難するものも、同調圧力というか集団の暴力というか。

正義の暴力よ。