gjá
ひとつひとつには意味があるように、しがらみもなく生まれたかのようで、生まれたときから既に身にまとっている、人には見えないなにかを、大人になるにつれ見ようとし、一本ずつ取り払っていくような
育つ中で自ら身にまとっていくしがらみと、育つ中で見つめ見出し取り払おうとしていくしがらみは別なもので、しかし相関関係があって
二つに飲み込まれることなく、飲み込まれまいと必死なようだけど
地殻変動で動き続ける二つのプレートの境目にいるようだ
取り払おうと生きながら、それが生きる目的のようになってしまう
孤独から逃れようと、孤独になるようだ
孤独は美しいのか、人にそう思わせるのか
人に救われようとする事は、かえって自らに孤独を感じさせる
人は孤独だから、人と交わることを知るし、
それ故にそれに溺れると、孤独を忘れ、自分を忘れる
孤独は美しさで、天と地や、昼と夜や、中と外のようであり、そうではない対極のようなものの境目に、つねにバランスを取ろうと泣きながら立っているような姿だ
つねに山の上にいるような、海の底にいるような
苦しみの中で生きていることを知るような
子供の頃、ピュアだったと言えるのかわからないが、それぞれが生まれながらにして持っているしがらみと、生きる中でのしがらみの繭の中で、己の中身を知るためにバランスをとって生きている
ふとした瞬間にほぐれた隙間から漏れ出る光を見たくて、また泣きながら立っている