蜜蝋 ツヅマヤカ

カタル葉でまた新たに取り扱いを始めた品物があります。

飯田慎也さんがブランドを担う、ツヅマヤカという名の蜜蝋のシリーズです。

ツヅマヤカは那須で採取された質の良い蜜蝋を使用し作られています。

キャンドルの製作は茨城県大子町のCan no Candleさん。

蜜蝋はミツバチが巣を作る際に体の蝋腺から分泌された蝋成分に、花粉やプロポリスなどが付着したもの。花粉の色が混じり、はちみつのような色と香りをしています。

しかし、近年日本ではミツバチの数が激減しており、ミツバチが花粉を媒介する植物はもちろん、日本の生態系に大きな影響を与えています。

ミツバチ由来の蜜蝋を手にして頂くことは、ミツバチへの意識を高め、更に素材を提供してくださる養蜂家さんに利益が還元され、更にはミツバチたちに還元されていくとのこと。

そもそも希少な蜜蝋。ミツバチ一匹が一生分に作り出す蜜蝋は0.5g、つまり300gの蜜蝋キャンドルを作るためには約600匹分の蜜蜂の命が関わっていると飯田さんは伝えてくれました。

ツヅマヤカを通して、養蜂家さんのことも、たくさんのミツバチたちの命のことも、感じてもらえればなによりです。

円筒形のARKが¥1,944(税込)……燃焼時間10h

正方形のkernelが¥2,052(税込)……燃焼時間10〜12h
長方形のCoffikが¥4,644(税込)……燃焼時間25〜30h

sachetが¥2,376(税込)

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ツヅマヤカという名は「約やか」と書き、徒然草から引用したそう。

とのことで調べてみたら、

“人は己をつづまやかにし、奢りを退けて、財を持たず、世をむさぼらざらんぞ、いみじかるべき。”

という一文だった。

“ひとは倹約をし、余計な財産を持たず、名誉や利益を貪らないのが良い。”

というような意味。

在るもの、から感じ、気づくこと。

そういえば飯田さんの名前、慎也は慎ましい也と書く。

ツヅマヤカの様を表すようだな。